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「ほら、いらないものといるものはちゃんと分けて片付ける!」 「はい」 「燃えるゴミは赤い袋、燃えないゴミは緑の袋!」 「はっはい」 「こらっそっちは違う!燃えるものは赤い袋」 「失礼した…」 「幸村手が止まってる。口動かす前に手を動かしなさい」 「う、うむ」 久しぶりに幸村のマンションを訪れて見て驚いた。まず飛込んで来たのは玄関に山積みにされたゴミ袋の山。そして、台所の出しっぱなしの食器に居間に散乱した雑誌と教科書。ソファーの上には洗濯物が取り込んだときのままで置いてあった。しかし、ベットだけはなぜが整えられている。どうしてここだけきれいなのか訪ねると「そこは寝る場所であろう?」の一言。それなら部屋もきれいに使いなさいよと言葉が喉までせりあがってきただあまり小言を連発すると幸村がいじけてしまうのでぐっと飲み込んで質問を変えた。 「どうしてこんなに散らかっちゃったの」 「ほらつい先日まで試験であったろう。なかなかはかどらず一週間閉じ籠っているとそのように…痛っ」 「頑張ったのは認めるけどゴミくらい捨てなさい」 胸を貼って何故部屋がこのようになったのか述べる幸村にデコピンしてそこらかしこに散らばった教科書やルーズリーフを集める。無造作に置かれて折り目の着いてしまったページを丁寧に伸ばし、隣に放られたブックカバーをかける。どうやら本を積み上げてタワーにしたものが雪崩を起こしたらしく本が並んで倒れている。一冊引き抜くと芋づる指揮に本が出てきて、これ片づけが果てしないなあと教科書、ノート類、その他と分けていると紙質が違う本を取りなんだろうと目を向けるとそこには裸の女の子が映っていた。 「!」 こういうものはちゃんと隠しておいてよとは思いつつもパラパラとページを捲る。女の子があられもない格好でポーズをとっているのを「幸村はこんなのが好きなのね」と後ろで作業している彼を見やり見なかったことにしてあげようとベット下に本を滑り込ませようとしたとき、何かが本から舞い落ちた。拾い上げると私がピースした写真だった。 「ねえ、これいつ撮ったけ」 「どれで御座るか……あ!?」 幸村は私から写真を奪い取り後ろに隠す。顔を硬直させながら慌てている。写真撮られて恥ずかしいのは私なのになあ。 「これっどこで!一体何したの、だっ」 「え、本から落ちて………っエロ本から落ちてきた!!幸村なにしてるのっ、もーーーー!!!」 彼が慌ててる真意が分かったところでお互い物凄く恥ずかしくて私は分別した本を投げまくり幸村はひたすら謝りながらクッションで飛んでくる物を防護して騒ぐのに疲れきった頃には外が暗かった。残ったのは疲れと羞恥心と再び汚れた部屋である。 (この写真は某のお気に入りで御座る) (08.03.24) |