あぁ!もう本当に困ったちゃんたち。



「佐助!見てくれ!某、携帯を換えたでござる」
「佐助!これこれ!幸村の携帯すごいの」
「あーはいはい。一体何なの」
「携帯を開く度に背景が変わるでござるよ!」
「あー旦那。俺のも変わるから」
「………」



「ねぇ佐助。昨日宿題やるの忘れちゃったの。見せてくれない?」
「課題なんかあったでござるか?」
「あったよ。幸村寝てたでしょ。武田先生にまた怒られるんだから」
「おっおやかたさぶぁぁあぁぁ!!叱ってくだされぇぇぇぇっ」
「見せるよ!見せてあげるから旦那黙って!」
「さっすが佐助。大好きっ」



「いただきます」
「わ〜い、ごはんだ」
「いただくでござる」
「佐助のお弁当おいしそう。これってもしかして自分で作ってる?」
「そうだよ。今日の煮っ転がしは大成功」
「おいしそう…」
「………」
「………」
「はぁ、分かったよ。食べなよ」
「やったぁ」
「某も欲しいでござる」
「旦那、自分の弁当食べてからにしなよ」
「もうないでござる」



「旦那ぁー、ちゃーん起きてー」
「ふにゃ…」
「上杉先生に見つかるよ」
「?おはよ…佐助」
「いま105ページね。練習問題のとこ」
「分かった。ありがと」
「旦那!だん…」
「さなだくん、おきなさい」
「あっちゃー」
「…おぉ、佐助」
「さなだくんはまえでもんだいをすべてとくのですよ」
「真田幸村なんたる不覚!佐助ぇぇぇっ!なぜ起こさなかったぁぁぁっ」
「だから呼んだっての!」
「あははっ」



「佐助、帰るぞ」
「佐助ー!帰ろう」
「俺、今日日直なの。日誌書くまで待ってくれる?」
「はぁい」

「………佐助」
「さすけー」
「まだか?」
「はやくー」
「退屈でござる」
「暇だよー」
「そんなに早く終わらないって。待てないなら二人で帰っちゃいなよ」
「だめだ!」「だめっ!」
「「佐助と一緒がいいっ」」
我が儘で自分勝手でときどき放り出しちゃいたくなるときもあるけど二人とも愛しくてしょうがない。 旦那とちゃんに「佐助」と呼ばれるのが幸せ。 二人は俺の大切な、


カノンの子ら



(07,08.12)