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久しぶりに元親のところに遊びに来たのはいいのだけれど、私はちっとも楽しくない。 というのも彼は畳みに突っ伏して眠っているからだ。 昨日は元親をアニキと慕う子分たちとオールをしたらしい。 いつもはわりと規則正しい生活をしている彼は睡魔に負けたようだ。 自分から呼んでおいてこれはないんじゃない? 「元親!起きて!」 「ん゛…」 ゆさゆさ体を揺すってみるけれど、うなるだけで起きる気配は一向にない。 仕方がないので私は元親の観察をすることにした。 恥ずかしい寝言なんか言ったらからかってやろう。 「………」 何も変化のないまま、部屋には時計が秒針を刻む音だけが響いている。 いい加減飽きてきた私は元親の隣に倒れるように寝転んだ。 元親の顔がすぐ側にある。 男なのに綺麗な顔していて悔しい。 肌だって白いし瞼を飾る睫毛は人形みたいに長い。 まじまじと見つめると寝顔が意外に幼いことに気付いて愛おしくなる。 母性本能かしら? 「元親かわいい」 そう言って人差し指で頬をくすぐるとぴくりと体が動いた。 そんな様子を見ていたら悪戯心が芽生えてきて、いつも頑なに外そうとしない眼帯をとってやろうと思い立つ。 「元親?も・と・ち・か〜っ」 起きていないことを確認してそろりと眼帯に手をかける。 寝転んで、尚且つ向き合う形で手を伸ばしているから胸が元親の顔に当たってしまったのを感じた。 けれど本人は眠っているので気にしない。 このまま一気にはぎとってしまおうとしたところで私の世界は反転した。 「きゃっ!」 「おい、。何してんだよ」 「何って…きゃあっ!」 耳を舐められて体の芯が熱くなる。 両手首はしっかり固定されていて身動きがとれない。 元親の舌が首を伝って鎖骨まで降りてくる。 「…っ!」 ちくりと痛みが走って紅い花が咲いた。 「ヤりてぇ…」 どうやら胸が当たっていたのがいけなかったらしい。とすると…。 「いつから気付いてたの?」 「が来たときから…」 「最初からじゃないっ」 どうやら私の悪戯が成功しないことは始めから決まっていたみたいだ。 「なぁ、いいか?我慢できない」 だんだんと余裕をなくしてきている元親に熱い息を吹きかけられて私も熱を増していく。 こうなったら最後まで行くしか二人ともこの熱から解放されるすべはない。 私は元親の首に手を回し体を委ねて淫靡なまどろみに落ちた。 たわいもない (07.08.05) |